こんにちは!愛知県岡崎市でフィットネス専門ボクシングジム「Fighting B Okazaki」を経営している、元ボクサーのみきやです。
ボクシングを練習していて、「パンチがなかなか当たらない」「連打がどうしても遅くなってしまう」と悩むことはありませんか?実は、がむしゃらに速く打とうとしたり、力任せに振ったりするだけでは、実戦で通用するパンチにはなりません。
今回は、フォロワーさんから質問の多かった「ダブルパンチのコツ」をはじめ、相手を翻弄する「目のフェイント」、そして相手が反応できない「点のジャブ」について、元選手の視点から2000字のボリュームで深く掘り下げていきます。
1. 【ダブルで打つならかき回せ】連続パンチを加速させる意識の差
「ダブル(同じ手で2発打つパンチ)を速く打つにはどうすればいいですか?」という質問をよくいただきます。単刀直入にコツを言うと、一打目を強く打たず、二打目を強く打つ意識を持つことです。
なぜ一打目を抜くのか?
「そんなの当たり前じゃん」と思った方もいるかもしれません。しかし、実際にリングの上やミット打ちで、完璧に打ち分けができている人は驚くほど少ないのです。
一打目を全力で打ってしまうと、その瞬間に筋肉が硬直し、身体の重心が固定されてしまいます。すると、二打目を出すまでに「予備動作」が必要になり、結果としてスピードが落ち、相手に読まれてしまいます。 一打目はあえて力を抜き、二打目を本命として爆発させる。このリズムの切り替えが、相手を「かき回す」鋭いダブルを生むのです。
体幹をブラさない、腕は回す
スピードを落とさないための重要なポイントが2つあります。
- 身体をブラさない: パンチを大きく振ってしまうと、身体の軸がブレます。ブレた分だけ次の動作への復帰が遅くなるので、コンパクトに打つことが鉄則です。
- フックは「回す」: ダブルのフックを打つ場合、一発ごとに「引く」というよりは、円を描くように「回す」イメージを持つとスムーズです。軌道に反することなく、遠心力を利用して腕を回してあげたほうが、はるかに速く、かつ力強い連打が可能になります。
2. 【パンチを当てたいなら目を使え】視線で相手をコントロールする技術
フェイントといえば、手や肩を動かしたり、ステップで揺さぶったりするイメージが強いですよね。しかし、上級者が密かに、かつ効果的に使っているのが「目(視線)」によるフェイントです。
普段の目線と「見せる目線」
私の場合、普段の目線は特定の場所を凝視せず、ぼんやりと相手の全体を捉えています。強いて言えば、アゴや首のあたりをぼんやり見ている感じです。これにより、相手の肩や足の動きを周辺視野で広くキャッチできます。
しかし、攻撃を当てるための「仕掛け」として、あえて目線を特定の位置に動かすことがあります。
目線で錯覚を植え付ける
例えば、ボディを打ちたいフリをして顔面を狙う場合です。 あえてボディを打つ前に、一度しっかりと相手のボディを見ます。その動作を相手に分からせることが重要です。何度もボディを見せることで、相手の脳には「こいつが下を見たらボディが来る」という錯覚が刷り込まれます。
そして本命の時。ボディを見ながら、実際には上にフックやストレートを返します。 相手の意識は目線に引っ張られて下に集中しているため、顔面へのガードが疎かになり、パンチが面白いように当たります。この「目でのフェイント」はあらゆる技に応用できるので、ぜひ自分のスタイルに取り入れてみてください。
3. 【ジャブを当てたきゃ点で打て】相手に反応させない「初動」の隠し方
ボクシングにおいて最も多用するジャブ。これが当たらないと、次の攻撃に繋がりません。ジャブを当てるために最も大事なこと、それは「初動を相手に悟らせないこと」です。
線ではなく「点」で見せる
ジャブが当たらない人の多くは、打つ直前に「強く打とう」として、拳をわずかに引いたり、肩を回したりする予備動作が入っています。相手からすると、パンチが来るのが丸分かりな状態です。
理想は、構えの位置から当てる場所まで、一直線で最短距離を貫くこと。 相手の視点から見て、横から流れてくる「線」のようなパンチは動体視力で捉えやすいですが、正面から自分に向かって突き刺さる「点」で見えるパンチは、距離感が掴みづらく、非常に反応しにくいのです。
初動をゼロにする練習
鏡を見てシャドーをするとき、自分の肩や肘が、パンチを出す瞬間に後ろに動いていないかチェックしてください。 予備動作を一切排除し、構えの状態から「引っ張られる」イメージで拳を放り出す練習を繰り返しましょう。初動をつけずに打てるようになれば、相手が気づいた時にはもう顔面にパンチが届いている。そんなジャブが打てるようになります。
まとめ:地味な意識の積み重ねが「強さ」を作る
今回お伝えした内容は、どれも今日から意識できることばかりです。
- ダブルパンチ: 一打目を抜き、軸をブラさず二打目を加速させる。フックは回す。
- 目のフェイント: 視線で相手の意識を誘導し、本命のパンチを通す。
- 点のジャブ: 予備動作を消し、最短距離で相手の視界に「点」を打ち込む。
ボクシングはパワーだけでなく、こうした細かい「駆け引き」や「身体の使い方」を知ることで、一気に面白くなります。初心者の方も、まずはシャドーボクシングでこれらの意識を試してみてください。
▶️ 実際の動きは動画でチェック! 今回お話ししたダブルの打ち方や、目線のフェイント、点のジャブなどの細かいタイミングは、動画で見た方がイメージが湧きやすいです。私のYouTubeやInstagramでも実演解説していますので、ぜひチェックしてください!
✅ YouTube: みきや@ファイティングビー岡崎
✅ Instagram:@mikiya1997
愛知県岡崎市の「Fighting B Okazaki」では、未経験の方や初心者の方をメインに、こうしたコツを分かりやすく丁寧に指導しています。
「もっとカッコよく動けるようになりたい」「楽しくボクシングを学びたい」という方は、ぜひ一度ジムへ遊びに来てください!アットホームな雰囲気の中で、一緒にスキルアップしていきましょう。
では、練習頑張ってくださいね😆🔥
