こんにちは!岡崎でボクシングジムを経営している、元ボクサーのみきやです。
今回は、ボクシングのパフォーマンスを向上させるための「準備」と「技術」について、私の実体験を交えてお話しします。
「怪我を予防したいけど、何をすべき?」 「どうすれば相手のパンチをもらわずに、自分だけ当てられる?」
この2つの疑問を解決する、私の現役時代からのウォーミングアップルーティーンと、実戦で必須の攻防一体技術を徹底解説します。
怪我を激減させた!練習はじめに必ずやる3選
ボクシングは激しいスポーツであり、怪我はつきものです。しかし、練習前に適切なウォーミングアップを行うことで、そのリスクを大幅に減らすことができます。
私は、以下の3つの動作を練習はじめに必ず行うようになってから、怪我をすることがほとんどなくなりました。
1. 腕を伸ばして肘を鳴らす(パンチの可動域確保)
- 目的: 肘の関節をほぐし、パンチを打つ際に肘を痛めるのを防ぎます。
- 効果: 肘周りの可動域が広がるため、ストレート系のパンチがスムーズに伸びやすくなり、怪我をしにくくなります。
- 方法: 腕をまっすぐ伸ばし、肘の関節を意識しながら軽く力を入れて動かし、カクンと鳴らすような動作を行います。
2. 腕をクルクル(肩・肘の怪我予防)
- 目的: 腕周り全体を温め、肩や肘の関節を柔らかくすること。
- 効果: メインは肘の怪我予防ですが、肩の可動域も広がるため、フックやアッパーといったパンチを打つ際の予備動作になります。
- 方法: 腕を脱力させて、前から後ろへ、後ろから前へ、ゆっくりと円を描くように回します。
3. 腰落とし(下半身の連動準備)
- 目的: 股関節周りの筋肉をほぐし、パンチのパワーを伝えるための土台を準備します。
- 背景: これは空手をやっていた時代からのルーティーンです。股関節の柔軟性は、高い蹴り(上段蹴り)を蹴りやすくするために重要でした。
- ボクシングへの応用: 股関節が柔らかく使えると、腰を落とした低い姿勢からもスムーズに力が伝わり、パンチやステップが安定します。
これら3つは、単なるストレッチではなく、パンチとステップのパフォーマンス向上に直結するルーティーンです。皆さんもぜひやってみて、怪我防止に役立ててください。
打たせず打つ!攻防一体のワンツー技術
ボクシングの極意は、いかに相手のパンチをもらわずに、自分だけ当てるか、という「攻防一体」の技術にあります。
この技術を体現するのが、ステップイン・バックをしながらのワンツーです。
「打たせず打つ」ための出入りの技術
パンチを当てる距離は、相手からもパンチをもらう危険な距離でもあります。だからこそ、パンチを打ったらすぐにその場から「出る」必要があります。
- ステップイン: 相手の懐に踏み込んでパンチを打つ。
- ステップバック: 打ち終わると同時に後ろへステップして、相手の反撃圏外へ逃れる。
この前後の出入りがスムーズにできれば、相手が反撃のパンチを出そうとする前にあなたは安全圏に戻っているため、まさに「打たせず打つ」ボクシングが完成します。これは実戦向きであり、パンチの後のディフェンス意識を高めるためのスピードステップ練習としても効果的です。
回転力アップの秘訣:速い人の「音」をイメージする
「パンチスピードを上げたい」「コンビネーションがぎこちなくなる」という悩みは、ボクシングにおいて必要不可欠な「回転力」を高めることで解決します。
回転力を上げるための練習として、4つのパンチの連打は非常に効果的です。
回転力向上のための2つのステップ
- 手足の連動を意識(スローから始める): 最初は無理に速く打とうとせず、ゆっくり丁寧に、手と足の連動を意識してパンチを打ってください。体がブレないフォームとリズムを覚えることが先決です。
- 「速い人の音」をイメージする(テンポアップ): 手足の連動がスムーズにできるようになったら、徐々にペースアップします。この時、ただ速く打つのではなく、「速い人のパンチの音(テンポ)」をイメージしてみてください。そのイメージ通りのテンポで打とうとすることで、無意識のうちに体が加速し、回転力アップに繋がります。
重要なのは、パンチを「単発」で区切るのではなく、流れるような「連動」として捉えることです。
まとめ:ルーティーンと技術の融合
今回お話ししたように、ボクシングの上達は、練習前の「準備」(怪我予防)と「技術の連動」(打たせず打つ、回転力)の融合によって達成されます。
- 怪我予防: 腕・肘・股関節のルーティーンで怪我を防ぎ、練習の質を落とさない。
- 技術連動: ステップイン&バックの出入りで相手のパンチを無効化する。
- 回転力: スピードシャドーや連打練習で、速い人のテンポを体に覚え込ませる。
これらの意識を持つことで、あなたのボクシングは着実にレベルアップするはずです。
▶️ 実際の動きは動画でチェック!
今回お話ししたウォーミングアップの動作や、ステップイン・バックの連動、そしてパンチの回転力は、文章だけでは伝わりにくい部分もあると思います。YouTubeやInstagramでは、これらの技術を分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
✅ YouTube: みきや@ファイティングビー岡崎
✅ Instagram:@mikiya1997
皆さんもぜひ、これらのルーティーンと技術を練習に取り入れてみてください。
