こんにちは!岡崎でボクシングジムを経営している、元ボクサーのみきやです。
今回は、ボクシングというスポーツの根幹を成すパンチ、「ジャブ」について、その極意を解説します。
「左を制する者は世界を制す」
この言葉があるように、ジャブはボクシングのみならず、すべての格闘技において必須のパンチです。
「ジャブがなかなか当たらない…」「どう使えばいいか分からない…」
そんな悩みを抱えている方のために、今回は「前足の出し方」と「タッチ」という、ジャブにおいて最低限押さえておくべき2つのポイントを、深く掘り下げてお話しします。
1. 前足の出し方:ステップは「斜め前」が基本
ジャブを打つとき、あなたは前足をどのように踏み込んでいますか?
多くの初心者は、相手に向かってまっすぐ前にステップインしてしまいがちです。しかし、これがパンチのキレとコンビネーションを悪くする原因になります。
なぜ「まっすぐ」ではダメなのか?
足をまっすぐ前に踏み込むと、以下のような悪影響が出てしまいます。
- バランスが悪くなる: 体が左右に不安定になり、打った後に体勢を崩しやすくなります。
- コンビネーションが打ちづらい: 体が正面を向きすぎると、腰の回転をスムーズに使えなくなり、コンビネーションに繋げにくくなります。
- 右ストレートが伸びない: 特に、ジャブの後の右ストレート(ツー)は、腰の回転を最大限に使うことで威力が生まれますが、体がまっすぐ正面を向いていると、その回転力が半減してしまいます。
正解は「斜め前」に踏み込む
オーソドックススタイル(右構え)の場合、ジャブを打つときは、左斜め前にステップインしてください。
斜め前にステップインすることで、体の軸が安定し、右ストレートを打つための「タメ」と「角度」が生まれます。
後ろ足も同じ距離ステップインさせても良いですが、今回のテーマである「ジャブ入門」としては、前足のみのステップを意識するだけでも大きな変化があります。
2. パンチは「タッチ」を意識せよ
ジャブは、強く打つことよりも、「いかに当てるか」「いかに疲れないか」が重要です。
以前の脱力に関する投稿でもお話ししましたが、パンチは力んで力強く打つことより、「脱力」している方が、結果的に相手には当たりやすくなります。
なぜ「タッチ」が有効なのか?
ジャブは、相手の顔面を破壊するためのパンチというよりは、相手との距離感を測ることや、次のストレートやフックに繋げるためのパンチという意味合いが強いです。
そのために、ジャブを打つ際は、以下のポイントを意識してください。
- 「触る」くらいの感覚: 強く打とうとする意識を捨て、「触るくらいの感覚」で打つことで、自然と力が抜け、パンチのスピードに集中できます。
- 疲れない: 力を抜くことで無駄な筋力消耗が減り、スタミナを温存できます。ジャブは試合中最も多用するパンチなので、疲れないことは非常に重要です。
- 当たる: 力みのない、スピードを重視したパンチの方が、相手は反応しにくく、クリーンヒットしやすくなります。
この「タッチ」の感覚を練習に取り入れることで、ジャブの質が劇的に変わるはずです。ただし、ジャブには「強く打つジャブ」と「軽く触るジャブ」の使い分けがあり、これはまた別の機会に詳しくまとめますね。
まとめ:ジャブは練習量に比例する
ジャブは、ボクシングの基本であり、最も奥が深いパンチです。
- 前足の出し方: まっすぐではなく、斜め前にステップインして、コンビネーションへの準備をする。
- タッチ: 強く打とうとせず、触るくらいの感覚でスピードを重視する。
実は、私自身も選手の時からジャブは苦手でした(笑)。だからこそ、ジャブをマスターすることの難しさを知っています。皆さんは、私と同じように遠回りしないよう、今回お伝えしたポイントを意識してたくさん練習してくださいね。ジャブは、練習量に比例して上達するパンチです。
▶️ 実際の動きは動画でチェック!
今回お話ししたステップの踏み方やジャブの感覚は、文章だけでは伝わりにくい部分もあると思います。YouTubeやInstagramでは、これらの動きを分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
✅ YouTube: みきや@ファイティングビー岡崎
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