ボクシング

【目線で惑わせ】元ボクサーが教える、フェイントの極意とガードの意識


こんにちは!岡崎でボクシングジムを経営している、元ボクサーのみきやです。

今回は、パンチを当てるための高度な技術「フェイントの極意」と、パンチをもらわないための「ガードの意識」について、合わせてお話しします。これらは、日々の練習で意識するだけで、あなたのボクシングを格段にレベルアップさせてくれます。

フェイントは「目」でかける!

フェイントというと、手や肩、足で相手を惑わすイメージが強いかもしれませんが、実は「目線」も非常に有効な武器になります。

普段、私は相手全体をぼんやりと見て、あえてどこか一点に集中しないようにしています。相手からすると、次にどこを狙われるのかが読みにくくなるからです。

しかし、フェイントをかけるときは、あえて目線を使い、相手にパンチの行き先を“錯覚”させます。

目線を使ったフェイントの具体例

  1. ボディを見る: ボディを打つ前に、あえて目線を相手の腹部へと向けます。
  2. 相手の錯覚を誘う: その動作を相手に分からせることで、「ボディが来る」と錯覚させます。
  3. 上にフックを返す: 相手がボディを警戒してガードを下げた瞬間、上にフックを打ち込みます。

この「目線フェイント」は、ボディからのフックだけでなく、さまざまな技に応用できます。例えば、顔面を打つと見せかけてボディを打ったり、逆にボディからの攻撃に見せかけて顔面を狙ったり。

相手の予想を裏切ることで、パンチの成功率が飛躍的に上がります。

打ち終わりにこそ「ガードの意識」を

どれだけ素晴らしいフェイントやパンチを打てても、パンチをもらってしまっては意味がありません。特に、注意すべきは「打ち終わりのガード」です。

普段の構えでガードを高く意識していても、パンチを打った後に無防備になってしまう人が非常に多いです。

  • パンチの引きが遅い
  • ガードが開いている
  • 体勢が崩れている

これらの隙は、相手にとって絶好のチャンスになります。

「打ち終わり」を狙われる理由

パンチを打った後の瞬間は、筋肉が緩み、注意力が散漫になりやすいです。相手はここを狙ってカウンターを放ってきます。

このリスクを避けるためにも、練習の時から「打ち終わりのガード」を常に意識してください。

パンチを打ったら、すぐにガードを元の位置に戻す。この一連の動作を体に染み込ませることで、被弾を減らすことができます。

フェイントとガードを連動させる練習法

今回お話した「目線フェイント」と「打ち終わりのガード」は、合わせて練習することで、より効果が高まります。

  • シャドーボクシング: 鏡を見ながら、目線フェイントとパンチ、そしてその後のガードを意識してシャドーを行います。
  • ミット打ち: トレーナーに「打ったらガードに戻る」ことを徹底してチェックしてもらいましょう。

まとめ

ボクシングは、パンチを当てる技術と、パンチをもらわない技術の両方が重要です。

  • 「目線」で相手を惑わすフェイント
  • 「打ち終わり」も意識したガード

これらを日々の練習に取り入れることで、あなたのボクシングは確実にレベルアップします。

▶️ 実際の動きはYouTubeでチェック!

今回お話した内容は、文章だけでは伝わりにくい部分もあるかと思います。実際の動きは、私のYouTubeチャンネルやInstagramでも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

みきやファイティングビー岡崎のYouTubeはこちら 

Instagram: @mikiya1997

動画を見て何か気づいたことがあれば、気軽にコメント欄で教えてくださいね。

 

-ボクシング