こんにちは!岡崎でボクシングジムを経営している、元ボクサーのみきやです。
今回は、パンチを当てるための高度な技術「フェイントの極意」と、パンチをもらわないための「ガードの意識」について、合わせてお話しします。これらは、日々の練習で意識するだけで、あなたのボクシングを格段にレベルアップさせてくれます。
フェイントは「目」でかける!
フェイントというと、手や肩、足で相手を惑わすイメージが強いかもしれませんが、実は「目線」も非常に有効な武器になります。
普段、私は相手全体をぼんやりと見て、あえてどこか一点に集中しないようにしています。相手からすると、次にどこを狙われるのかが読みにくくなるからです。
しかし、フェイントをかけるときは、あえて目線を使い、相手にパンチの行き先を“錯覚”させます。
目線を使ったフェイントの具体例
- ボディを見る: ボディを打つ前に、あえて目線を相手の腹部へと向けます。
- 相手の錯覚を誘う: その動作を相手に分からせることで、「ボディが来る」と錯覚させます。
- 上にフックを返す: 相手がボディを警戒してガードを下げた瞬間、上にフックを打ち込みます。
この「目線フェイント」は、ボディからのフックだけでなく、さまざまな技に応用できます。例えば、顔面を打つと見せかけてボディを打ったり、逆にボディからの攻撃に見せかけて顔面を狙ったり。
相手の予想を裏切ることで、パンチの成功率が飛躍的に上がります。
打ち終わりにこそ「ガードの意識」を
どれだけ素晴らしいフェイントやパンチを打てても、パンチをもらってしまっては意味がありません。特に、注意すべきは「打ち終わりのガード」です。
普段の構えでガードを高く意識していても、パンチを打った後に無防備になってしまう人が非常に多いです。
- パンチの引きが遅い
- ガードが開いている
- 体勢が崩れている
これらの隙は、相手にとって絶好のチャンスになります。
「打ち終わり」を狙われる理由
パンチを打った後の瞬間は、筋肉が緩み、注意力が散漫になりやすいです。相手はここを狙ってカウンターを放ってきます。
このリスクを避けるためにも、練習の時から「打ち終わりのガード」を常に意識してください。
パンチを打ったら、すぐにガードを元の位置に戻す。この一連の動作を体に染み込ませることで、被弾を減らすことができます。
フェイントとガードを連動させる練習法
今回お話した「目線フェイント」と「打ち終わりのガード」は、合わせて練習することで、より効果が高まります。
- シャドーボクシング: 鏡を見ながら、目線フェイントとパンチ、そしてその後のガードを意識してシャドーを行います。
- ミット打ち: トレーナーに「打ったらガードに戻る」ことを徹底してチェックしてもらいましょう。
まとめ
ボクシングは、パンチを当てる技術と、パンチをもらわない技術の両方が重要です。
- 「目線」で相手を惑わすフェイント
- 「打ち終わり」も意識したガード
これらを日々の練習に取り入れることで、あなたのボクシングは確実にレベルアップします。
▶️ 実際の動きはYouTubeでチェック!
今回お話した内容は、文章だけでは伝わりにくい部分もあるかと思います。実際の動きは、私のYouTubeチャンネルやInstagramでも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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