ボクシング

ボクシングは「成長」が見えにくい?元ボクサーが教える上達のヒント


こんにちは!岡崎でボクシングジムを経営している、元ボクサーのみきやです。

今回は、ボクシングを続けている人が一度は感じたことがあるであろう、こんな悩みについてお話しします。

自分って、本当に成長しているのかな?

私自身、この疑問を何度も抱いてきました。陸上競技ならタイム、野球なら打率、ゴルフならスコアのように、ボクシングには明確な数値で表される記録がありません。

もちろん、専門的な技術分析はできますが、それを独学で行うのは非常に難しいでしょう。

今日は、そんな成長の悩みを乗り越えるための具体的なアドバイスと、私がトレーナーとして大切にしていることについてお伝えします。この記事を読めば、あなたのボクシングがより楽しく、そして充実したものになるはずです。

ボクシングの成長はなぜ見えにくいのか?

ボクシングは、相手との駆け引きが重要になるスポーツです。

今日のスパーリングがうまくいったとしても、「本当に自分が成長したのか?それとも相手の調子が悪かっただけじゃないか?」と、自信が持てない日もあるかもしれません。

技術の向上は、パンチのキレやフォームの美しさなど、感覚的な部分でしか感じられないことが多く、客観的な評価が難しいのが現実です。

しかし、自分の成長を「見える化」する方法はあります。

上達のヒント:自分の練習を「動画」で撮る

あなたが今すぐにできる上達のヒント、それは「自分の練習を動画で撮って比べる」ことです。

シャドーやミット打ち、サンドバッグを打つ様子を定期的に撮影してみてください。そして、過去の動画と今の動画を見比べてみましょう。

すると、次のような変化に驚くかもしれません。

  • フォーム: 以前は崩れていたフォームが、今は安定している
  • スピードと手数: パンチのスピードが上がり、手数が多くなっている
  • 動きの連動性: 体全体を使ったスムーズな動きができるようになっている

自分を客観的に見ることで、自分が思っていた動きと実際の動きとの違いに気づけます。さらに、自分では気づかなかった改善点や、逆に自分が得意なパンチや動きといった「強み」も発見できるでしょう。

動画を撮るというシンプルな行動が、あなたの成長を「見える化」し、次なる目標を見つけるきっかけになるのです。

もちろん対人練習においても動画を撮ることで反省点や練習の成果を見ることができます。

トレーナーとして大切にしていること:成長に「気づいてあげる」

ここからは、私自身がトレーナーとして最も大切にしていることです。

それは、「会員さんの成長に気づいてあげること」。

ジムに来る会員さんの練習を見ていると、日々の小さな成長に気づく瞬間が多々あります。

  • フォームが以前より綺麗になった
  • パンチの音が良くなり、パンチ力が上がった
  • 身体が引き締まって、動きが軽快になった

ミットをもち、練習を間近で見ているからこそ気づける、彼ら自身の努力の証です。

私はその成長を、言葉にして伝えるように心がけています。

「〇〇さん、パンチのキレがすごく良くなりましたね!」 「足の動きがスムーズになりましたね!」

そう伝えると、会員さんは「本当ですか!」と、とても嬉しそうな顔で喜んでくれます。その喜びが、彼らのモチベーションになり、ボクシングをすることがさらに楽しくなる。この喜びのサイクルを生み出すことこそ、私の重要な役割だと考えています。

自分で気づけない成長を、誰かに気づいてもらう。これは、ボクシングという一人では悩みがちなスポーツにおいて、非常に大切なことです。

ボクシングは「難しさ」も「楽しさ」も両方ある

ボクシングは、確かに成長が見えにくい難しさもあります。

しかし、その分、少しずつ上達していく過程をじっくりと楽しむことができます。日々の練習に真剣に取り組むからこそ、悩みや壁にぶつかることもあるでしょう。

でも、それでいいんです。

その悩みも含めて、ボクシングというスポーツを楽しんでいきましょう。

もし、一人で悩みを抱え込んでいるなら、いつでも私に相談してください。

あなたの悩みを解決し、ボクシングをもっと楽しむためのサポートをさせていただきます。

▶️ 実際の動きは動画でチェック!

今回お話した「自分の成長を客観視する方法」について、私のYouTubeチャンネルでも詳しく解説しています。

みきやファイティングビー岡崎のYouTubeはこちら

Instagram: @mikiya1997

ぜひチャンネル登録やフォローをして、一緒に練習を深めていきましょう。

 

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